座布団まで用意して俺を手招いてた。
こいつら美樹先輩には全然興味ねえのか。
「どうだよ?○○」
「林さん超やる気っすよ。」
「超馬鹿だあいつ。」
起こさないように気をつけつつゲラゲラ笑う俺ら。
「コップ持ってこい、コップ」
「引っ叩かれたりしてな」
「ぶはは。コップってなんだよ、聞こえんの?」
笑うのにも飽きた頃、隣でバタバタって音がした。
こう、バタバタって子供歩くような音が。
ただ子供ならすぐ終わるバタバタって音が止まらない。
バタバタバたバタバタバタバタバタバタバタバタ・・・・
隣から声は聞こえなくって、子供の歩く音のようなバタバタ言う音だけ聞こえていた。
「うわ、始まったのかな?」
「バタバタ言ってるっすね。」
「抵抗されてんのか?」
「だったらこえ出すんじゃね?」