バレエ引退から1年以上すぎても、日本のバレリーナというと、この人の顔が浮かぶ。清楚な顔立ちから想像できない肉体美を、バレエ人生の集大成といえる写真集「BALLERINE(バレリーヌ)」(幻冬舎)で惜しげもなく見せた。
「ダンサーとはこういうもの、というのを写真で表現したくて。突き詰めていったら裸になった。でも、あんなにびっくりされるとは思ってませんでしたね」
最近、長い髪をばっさりと切った。「まだ私が踊ってると思う人がいるみたいなので。これぐらい切れば、踊ってないと思ってくれるかな、と」。はにかむように笑うが、短い髪も似合うし、謙遜する必要はまったくない。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」では初回に坂本龍馬の母・幸役で登場。その後、寺田屋女将・お登勢役で再登場し、お茶の間ではおなじみだ。
「福山雅治さんは龍馬を長く演じているから、違和感なく役になりきっていて、芝居経験の少ない私もやりやすい。お龍さん役の真木よう子さんも、試行錯誤しながら真摯に役に取り組んでいるのが伝わってきます」と、充実した表情を浮かべる。
劇中では、本物の京都弁を忠実に話している。